LHD

Home > Q&A> Q&A2009

Q&A <2009年>

Q
  1. 実験装置(ITER)がなくても実験は出来るのでしょうか。
    実験装置を作るのに数十年かかる理由を教えてください。
  2. 地球規模でエネルギー危機がいわれていますが核融合燃焼プラズマが代替エネルギーの候補となる話しをあまり聞きません。
    核融合燃焼エネルギーにはまだ期待できないのでしょうか。

  1. 実験装置(ITER)がなくても実験は出来るのでしょうか。
    実験装置を作るのに数十年かかる理由を教えてください。

    ITERは,燃料に重水素と三重水素を利用して本格的な核融合燃焼プラズマを研究するための実験炉です。発電炉の設計を確実なものとするためには,ITERのような実験炉を用いた研究が必要と考えられています。一足飛びに発電炉を建設することも不可能ではありませんが,不確実性が残るため、建設費が高くなることと目標性能を達成できないリスクが大きくなることが問題となります。
    ITERの建設期間は10年が予定されています。多少の遅れはあるかもしれませんが、数十年もかかることはありません。現時点では装置を作る製造設備が限られているため,巨大な超伝導マグネットの製作だけでも5~6年が必要です。計画通りにITERを製作するためには,全ての参加国(日本,EU,米国,ロシア,中国,韓国,インド)の協力が必要です。

  2. 地球規模でエネルギー危機がいわれていますが
    核融合燃焼プラズマが代替エネルギーの候補となる話しをあまり聞きません。
    核融合燃焼エネルギーにはまだ期待できないのでしょうか。

    核融合エネルギー炉は,現時点ではまだ研究の段階と位置付けられており,代替エネルギー候補となるためには,ITERのような実験炉での実証が必要と考えられています。2030年代の発電実証を目指して,ITERの建設・運転と並行して,原型炉の設計が進められることになっています。
    核融合科学研究所では,定常運転に優れたヘリカル型の研究を行っています。大型ヘリカル装置(LHD)の性能を最大限に発揮するとともにコンピュータを駆使したシミュレーション研究を発展させ、また、ITERによる核融合燃焼プラズマの研究結果を参照することにより、ヘリカル型発電炉の設計・建設が可能であると考えています。そして、2030年代にはヘリカル型による発電の実証を行うことを提案しています。大胆な計画と思われるかもしれませんが,説得力のある研究成果を挙げることが我々の使命であると考えています。
2009年5月14日

Home > Q&A> Q&A2009

Q&A

皆様からのご質問と回答

環境監視情報

重水素実験情報公開

e-mail情報配信登録

登録された方に核融合科学研究所の情報をメールにて提供します。

重水素実験について

市民説明会について