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Q&A <2009年>

Qプラズマ発電について
プラズマ発電は、夢のようでテレビで見ました。ただ、もしCO2の粒子を分解し ながら発電したら、あとは炭素イオンのみを透過させるフィルタ-を用い、酸素イオンと炭素イオンに分けて静電気でO2にできれば、もっといいと思われます。

核融合発電(プラズマ発電)は、水素の仲間である重水素と三重水素を燃料にします。先日(6月21日)NHKの番組「SAVE THE FUTURE 科学者ライブ グリーン・テクノロジーで未来を救え!」で放映されたように、海水中に豊富に含まれている重水素とリチウム(三重水素の原料)を用いてエネルギーを取り出すことができます。そのため、番組でも夢の発電と紹介されました。しかし、残念ながらCO2を炭素と酸素に分解するにはエネルギーが必要な上、この炭素と酸素を核融合発電の燃料にすることはできません。
重水素と三重水素をプラズマ状態にすると、それぞれの原子核はプラスの電気的性質を持っているので反発力が働きます。しかし、プラズマの温度が非常に高くなり原子核が猛スピードで運動するようになると、この反発力に打ち勝って重水素の原子核と三重水素の原子核が合体できるようになります。このとき核融合反応が起こり、莫大なエネルギーが生じます。プラズマの温度が1億度、密度が1ccあたり100兆個くらいになると、核融合反応によって発生したエネルギーによってプラズマが加熱されるため、燃料を供給するだけで燃え続けることができるようになり、発電させることができます。一方、CO2にある炭素と酸素の原子核では反発力が強すぎて、これに打ち勝つだけのスピードを与えることは極めて困難なため、核融合発電に利用することは不可能です。
今、私たちが実現を目指している核融合の燃料となる重水素は、ポリタンク一本分の海水に約0.6g含まれており、また三重水素はリチウムという海水中に豊富に含まれている金属から生成することができるため、これらはほとんど無尽蔵の資源といえます。そして、ポリタンク一本分の海水を原料として発生する核融合エネルギーは、石油に換算するとポリタンク250本分になります。この核融合エネルギーにより発生した熱や電気を使ってCO2を分解処理することができるため、核融合が実現すれば、CO2問題の解決にも貢献することができるでしょう。
2009年7月10日

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