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Q&A <2010年>

Qヘリウム3を使った発電について
月に存在するヘリウム3を使って発電ができれば、 世界の電力をどのくらいまかなえるのでしょうか?

  現在考えられている、もっとも実現しやすい形の核融合反応は、重水素と三重水素(トリチウム)を使うもの(D-T反応)ですが、将来的には、重水素とヘリウム3による核融合(D-He3反応)の利用も考えられています。D-He3反応では、反応により中性子ではなく陽子が生まれるため、まわりの材料を放射化することはなく、よりクリーンで効率の良い発電が出来る可能性がある等の利点があります。
原料のヘリウム3は地球上には少ない物質ですが、月には豊富に存在することが分かっています。

 さて、そのヘリウム3を用いた核融合発電で、どの程度の電力需要がまかなえるのか、というご質問ですが、おおざっぱに計算してみますと、月からスペースシャトルを使って1回で持って帰ってこられる25トンのヘリウム3を使うと、約3兆キロワット時の電力量を発生させることが出来ます。
これは、現在、世界全体で1年間に消費している電力量の約5分の1に相当します。
月にあるヘリウム3の埋蔵量は正確には確認されていませんが、10万トンとも100万トンとも言われています。
2010年10月19日

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