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Q&A <2012年>

Q:放射線について -2-
 核融合発電では放射線による人体への影響は全くない、
と同時に突発的な爆発事故もあり得ない(燃料の供給を止めたらすぐ爆発は治まる、ように書いていましたが)中性子等は漏れ出ても、人体に悪影響を与えない、という事でしょうか?

 中性子は放射線ですので、他の放射線と同様に、人体があびると被ばくすることになります。一般に放射線の人体への影響の程度はシーベルトの単位で表すことができ、一般公衆の被ばく限度は、医療での被ばく量を除いて、年間1ミリシーベルトと法律で規制されています。一方、自然界には様々な種類の放射線があり、地域により異なりますが、自然放射線による被ばく量は、年間約2.4ミリシーベルトとなっています。
 核融合発電では、燃料に放射性物質であるトリチウムを用い、また、核融合反応により中性子が発生しますので、当然のことながら、環境・人体に対して放射線の影響がないようにする必要があります。中性子はコンクリートや水により効果的に遮へいされます。核融合発電所では、建屋に何重にも防護壁を設けるなどの防護対策を講じて、放射線を遮へいするように設計されますので、中性子が環境に影響を与えるほど漏れることはありません。仮に防護壁にひびが入るような巨大地震が発生しても、燃料ガスの供給を止めるなどしてプラズマを消しますので、中性子の発生も止まり、ひびなどから中性子が直接外部に漏れることはありません。
 核融合発電では、燃料ガスをプラズマ状態にして核融合反応により燃焼させますが、上述したように、燃料ガスの供給を止めるとプラズマはすぐに消えてしまい、核融合反応は止まります。そして、核融合反応が止まれば中性子の発生も止まります。このように、核融合反応は極めて薄い濃度の燃料ガスが高温のプラズマ状態になった時に起こる反応で、ご指摘のような爆発とは異なります。
2012年2月17日

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