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Q&A <2012年>

Q:どの程度の経済効果や日本の食糧を賄えますか?
 質問が在るのですが。大型ヘリカル核融合発電一基で温室野菜・マグロ養殖など? どの程度の経済効果や日本の食糧を賄えますか?教えて下さい。

 ご質問ありがとうございます。なかなか答えにくい内容のご質問ですが、発電所で発生したエネルギーのうち、発電に使われなかったエネルギーの有効利用という観点から、お答えしたいと思います。
 文献を調べたところ、「100メガワットの発電所から出る廃熱は、理論上100エーカー(40ヘクタール)の温室を暖めることができる」とありました。ヘリカル核融合発電所として1,000メガワット(100万キロワット)の発電所を想定しますと、発電所1基で理論上400ヘクタールの温室を暖めることができます。これは東京ドーム約100個分の広さに相当します。トマトを例にとると、日本の温室栽培による作付面積は13,000ヘクタールですから、上記の400ヘクタールはその約3%となります。このように、廃熱を有効利用することにより、温室を暖めるのに使われる原油等を削減できるなどの経済効果が見込めるため、日本の食糧を賄うことに一定の貢献をすることができると期待されます。
 また、廃熱を魚の養殖に利用する研究も行われていますが、これについては詳細なデータを見つけることが出来ませんでした。プールや人工池に温廃水を流し、各種の魚類を養殖することができると思います。
 その他にも、発電所で発生した余剰の熱を、燃料電池に使われる水素の製造に利用することも提案されています。
(参考)Lawrence Kren, Power plant takes on a new meaning, Machine Design, September 16 (2004) p. 100.
2012年6月12日

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