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Q&A <2012年>

Q超伝導で発電所が可能と聞いていますが?
 数年前にテレビで?超伝導で発電所が可能と聞いていますが? どの程度信憑性ありますか?

 核融合研究に対するご理解とご支援をありがとうございます。市民説明会や学術講演会などにおいて、核融合と核分裂の違いを繰り返し説明させていただいております。また、福島第1原子力発電所の事故以降には実験の安全性などに関する問合せが増えていますが、その都度、説明して、一定の理解をいただいています。
 さて、「超伝導で発電所が可能」という放送は、平松敬司さんが発明された4連連結発電機のことでしょうか? 京都大学の超伝導研究室との共同研究で「効率が8%以上改善する」と放送されたようです。永久磁石式発電機は磁石と鉄心が引き合っていますので、起動時に力(コギングトルク)がかかりますが、この発明では複数の永久磁石式発電機を軸をずらして直結することにより、小さな力で回転できるだけではなく、誘起起電力波形も改善すると報告されています。これを超伝導発電機に応用することにより発電効率を改善できる、という主張と思われます。
 超伝導発電機は巻線に超伝導線材を用いた発電機で、発電効率と系統安定度の向上が期待できることから研究開発が続けられています。1998年には7万kW超伝導発電機の実証試験が行われた実績があります。一方で、最近のタービン発電機は発電効率が99%を超えるところまで改良が進んでおり、効率の面では超伝導化の利点はほとんど期待できない状況です。風力発電やマイクロ水力発電用の中小型発電機は、発電効率の改善や小型化の余地がまだまだ大きいので、超伝導化も含めて研究開発が活発です。放送された「効率が8%以上改善」の対象はこれらの中小型発電機ではないかと思われます。現在、高温超伝導線材を用いた中小型超伝導発電機の研究開発が進行中です。
2012年9月3日

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